省エネに暮らすことが出来る設計 断熱材
2016.12.16
牧内です
前回からの続きで今回は断熱材です。
グラスウールという断熱材が多く使われます。
材料費と断熱性能の比「コストパフォーマンス」と言い換えても良いかもしれませんがそれに優れています。
ただ繊維質ですので水分を吸い込みやすいのが難点でもあり十分に注意をしなくてはならないところです。
なぜ水分がいけないのか、ずばり内部結露に繋がるからです。
冬の季節、室内で暖房をすると多くの水蒸気を含んだ空気が寒いとところへ流れ込んでいきます。
空気だけならば寒いといった感覚だけで済むのですがそこに多くの水蒸気が入り冷たい表面に接すると結露を起こします。
内部結露を起こさないように壁の中に入れる断熱材の室内側へ水蒸気の侵入を防ぐシートを張ることが必須になります。
このシートが丁寧に張られているから重要なポイントです。
写真のオレンジに見える通常より厚いシートの内側に断熱材が充填されています。
この断熱材の性能がどう優れているのかについて次回お知らせします。
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